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α7Ⅱ「カメラエラー」修理完了までの全記録|不具合の原因と対処法を詳しく解説

ある日突然、愛用しているソニーのフルサイズミラーレス一眼「α7Ⅱ」に異変が起きました。カメラを起動すると、画面に「カメラエラー 電源を入れなおしてください」と表示され、シャッターがまったく切れなくなってしまったのです。

本記事では、エラー発生から自力修理の試行錯誤、最終的なソニー修理サポートへの依頼、そして戻ってきた結果まで、実体験をもとに詳しくまとめました。同様の症状でお悩みの方の参考になれば幸いです。

突然のエラー表示に戸惑う

何の前触れもなく起動直後に現れたこの表示:

電源の再投入、レンズの取り外しと装着、バッテリーの抜き差し、メモリーカードの交換など、基本的な対処をすべて試しても、症状は改善しませんでした。

自力修理を試みるも…状況は悪化

なんとか自分で直せないかと考え、ネットで情報収集を開始。「a7ii camera error」などで検索すると、海外フォーラムやYouTubeでの事例が多く見つかりました。

あるユーザーが紹介していた「シャッタークリーニングモードでシャッターを振動させて復活させる方法」を参考に試してみましたが、結果は逆効果。シャッターが下がったまま戻らなくなり、ますます症状が深刻化してしまいました。

ここで「もう素人が触れるのは危険」と判断し、ソニーの修理サービスに依頼することにしました。

修理費用を確認し、依頼を決意

ソニーの公式サポートサイトで確認すると、α7Ⅱの「カメラエラー」修理の参考価格は約27,000円(税別)とのこと。

決して安くはないものの、これ以上壊すリスクを避けるためにも修理を決意。宅配修理を申し込み、カメラを発送しました。

修理結果:原因は手ぶれ補正機構の不具合

1週間後、修理されたα7Ⅱが戻ってきました。対応の早さに驚きつつ、同封されていた修理報告書を確認したところ、原因は手ぶれ補正機構の不具合とのことでした。

てっきりユニットごとの交換かと思いきや、実際には内部の小さな部品3点のみの交換で済んだとのことです。

α7Ⅱ修理報告書と交換部品の写真

修理費用は22,874円(税込)で、予想よりも安く、非常に丁寧な対応でした。

手ぶれ補正ユニットが原因の可能性は高い

α7Ⅱの魅力の一つが「ボディ内5軸手ぶれ補正」ですが、そこに異常が出ると、センサーの駆動エラーによりカメラ全体が停止してしまうようです。

今回のようなエラー表示が出た場合、シャッターやレンズではなく、この補正機構が原因であるケースが多いとの報告も複数見られました。

教訓:精密機器はプロに任せよう

今回の一件で得た教訓はシンプルです。

  • カメラのような精密機器は安易に分解せず、プロに任せるべき
  • ソニーの修理対応は迅速かつ良心的
  • 延長保証や動産保険に加入しておくと、万が一の際に安心

自力修理に失敗してさらに症状を悪化させた経験から、今後は早い段階で修理に出す判断をしようと思いました。

同じエラーに直面したら? 対処の手順

同様の「カメラエラー」表示が出た場合、以下の手順をおすすめします。

  1. 電源再投入、バッテリーの交換、レンズやSDカードの確認を行う
  2. 改善しない場合は、自力で分解・修理はせず、ソニーのサポートに連絡
  3. 症状を記録(動画や写真)しておくと、サポート時に役立つ

焦って行動する前に、一度立ち止まって冷静に状況を整理することが大切です。

修理後のα7Ⅱは快調!

修理を終えたα7Ⅱは見事に復活。シャッターの反応も良好で、手ぶれ補正も正常に動作しています。

まだまだ現役で使っていける1台だと再認識しました。

カメラエラーで困っている方の一助となれば嬉しいです。


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