今日は息子が学校を休みました。
朝、制服に着替えて一度は玄関を出たものの、数分で戻ってきました。
「昨日、疲れすぎてどうしても行けない」と言います。
時間的には間に合う。「送っていけば解決できる」と伝えましたが、
問題は時間ではなく気持ちでした。
「気持ちの方は、自分で整えるしかないよ」と話しました。
結局、今日は休ませることに。
価値観のギャップに悩む
僕が子どもの頃なら「泣いてでも学校に行け」と言われていました。
でも今は、「無理に行かせない」「気持ちを尊重する」時代。
わかってはいるけれど、「それでいいのか?」と思ってしまう自分もいます。
昭和の価値観と現代の価値観。そのギャップは、簡単には埋まりません。
けじめと約束
仮病で布団にこもるようなことは避けたいと思っていました。
でも息子の方から、「塾の宿題はやる。田植えは手伝う。来週は学校、休まない」と。
自分なりのけじめを示してくれたので、それならと納得しました。
田植えの一日

今日は僕も会社を休み、実家の田植えを手伝う予定でした。
息子も飛び入り参加して、軽トラで苗を運んだり、田植え機に補給したり。
手袋がびちゃびちゃになり、水を振り飛ばす姿が面白くて
「それ、北斗神拳な」と冗談を言ったら、笑ってやり返してきました。
伝授成功。お互いの服には、気孔を突かれたようなドロ汚れが。
妻に「はぁ?」と怒られる未来が見えています。
祖父の運転する田植え機にも乗せてもらい、「面白かった!」と笑う息子。
一面の水面をまっすぐ進む感覚は、きっと特別だったと思います。
風も光も水に映っていて、少し幻想的な風景でした。
疲れの種類と明日への気持ち
夕方、娘の習い事の送迎から戻ると、息子はもう眠っていました。
昨日は、精神的な疲れと少しの肉体的な疲れ。
そして今日は、しっかりとした肉体的な疲れ。
精神的な疲れは、体を動かす根源的なエネルギーを消耗します。
昨日はそのエネルギーが尽きていたけれど、今日は心が軽かった分、
体を使って自然に疲れていました。
だから明日は、きっと学校に行ける気がします。
いや、「行こう」と思えるだけの気持ちになってくれたら、それで十分です。
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